【2025年版】インスタフォロワー数で比較!世界のピラティス団体ランキングTOP10

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ピラティスインストラクターを目指す方にとって、どの団体で資格を取得するかは、将来の活動の幅や信頼性に大きく影響します。選択肢が多様化している今こそ、団体の教育方針・活動地域・国際的な信頼性などを多角的に比較することが重要です。

そんな中で注目されているのが、Instagramのフォロワー数。SNS時代においてこれは、団体の**認知度・ブランド力・発信力の“見える化”**指標です。本記事では、2025年7月時点のInstagramフォロワー数を基に、世界の主要ピラティス団体TOP10をランキング形式で紹介し、それぞれの教育制度と特徴を詳しく解説します。


📊 ピラティス団体 Instagramフォロワー数ランキング TOP10(2025年7月時点)

順位団体名フォロワー数(概算)拠点特徴
1位Club Pilates約700,000人アメリカ世界最大のスタジオフランチャイズ。自社教育あり
2位BASI Pilates約250,000人アメリカ世界40カ国で展開。国際通用性◎
3位Balanced Body約200,000人アメリカ器具メーカー兼資格団体。モジュール制
4位Polestar Pilates約110,000人アメリカ医療・リハビリ分野と親和性高
5位STOTT Pilates(Merrithew)約100,000人カナダ解剖学ベースの体系的教育。安定の大手
6位Peak Pilates約30,000人アメリカクラシカル系。段階的な指導教育
7位Romana’s Pilates約20,000人アメリカ正統クラシカル。伝統重視派に人気
8位Contrology®約20,000人アメリカ“原点回帰”を掲げる新興クラシカル派
9位PHI Pilates約10,000人アメリカ→日本中心医科学・姿勢改善に強み。理学療法士に人気
10位FTP Pilates約4,000人アメリカ→アジア展開実技重視で即戦力型。モジュール制

🥇 1位:Club Pilates|スタジオ数とブランド力で圧倒的シェア

世界最大のピラティススタジオチェーン。インスタではトレンド感のある動画投稿が非常に多く、誰にでも親しみやすい「ピラティスの入り口」を提供しています。

🔹 資格制度

  • 自社プログラム「Club Pilates Teacher Training」(約500時間)
  • 器具すべてに対応。NPCP受験資格にも対応
  • 主に自社スタジオ勤務を前提とした育成型

✅ 入門しやすく、業界に入りやすい
❗ 独立志向の人にはやや閉鎖的な側面も


🥈 2位:BASI Pilates|国際通用性と教育水準の高さで人気

世界中に認定校を持つBASIは、指導内容の一貫性・卒業生の活躍・教育者の質のすべてにおいて高評価。SNSでは知的かつ洗練された発信が支持されています。

🔹 資格制度

  • BASI Comprehensive Program(約500時間)
  • マット&マシン両方に対応した統合プログラム
  • NPCP受験要件を完全に満たす
  • 世界中のスタジオ・リトリートでも継続教育可能

✅ 国際的に通用する資格が欲しい人には最良の選択
✅ 講師の質が高く、再受講制度も充実


🥉 3位:Balanced Body|器具と教育を融合した自由度の高い団体

ピラティスマシンのリーディングカンパニーであり、世界中に教育ネットワークを持つBalanced Body。インスタでも器具を使った創造的なエクササイズを多く発信しています。

🔹 資格制度

  • 各モジュール(マット/リフォーマー/チェア/バレル等)ごとに取得可能
  • 自分のペース・予算・場所に合わせて柔軟に学べる
  • NPCP対応
  • 講師数・教育スタジオが豊富で学びやすい

✅ 段階的に学びたい、または並行して学びたい人に最適
✅ 器具導入と教育を同時に検討したい方にもおすすめ


4位:Polestar Pilates|医療×ピラティスの融合モデル

リハビリや身体機能改善に強みを持つPolestarは、理学療法士・作業療法士との親和性が高く、日本でも専門職からの信頼が厚い団体です。

🔹 資格制度

  • コンプリヘンシブ(全器具対応)/リハビリ特化/マットのみ など目的別に選択可
  • 臨床評価/解剖学に基づいたカリキュラム
  • NPCP対応

✅ 「治療に活かせるピラティス」を学びたい専門職に最適
✅ 卒業後のアップデート制度も充実


5位:STOTT Pilates(Merrithew)|医学的アプローチを体系化した安定の大手

「現代版ピラティス」として世界的に評価されているSTOTTは、科学的知見と再現性のある教育を両立。SNSでも教育現場のリアルな発信が好評です。

🔹 資格制度

  • マット・リフォーマー・チェア・タワーなど各器具ごとに取得可能(モジュール制)
  • 医療従事者やフィットネス指導者にも配慮した解剖学ベースの設計
  • NPCP受験対応

✅ “エビデンスに基づく指導”を重視したい人におすすめ
✅ 認定更新制度があり、継続的に学べる仕組みあり


🏅 6位以下も注目の団体

6位:Peak Pilates|クラシカルスタイルをモダンに再構成

  • 各器具ごとの3段階制で学びやすい
  • クラシカルピラティスに現代的要素を加味
  • インスタでは静的で美しいフォーム重視の投稿が多い

✅ 初心者でも受け入れやすく、流れ重視のスタイルが特徴


7位:Romana’s Pilates|クラシカルの正統継承団体

  • Joseph Pilatesの弟子であるRomana Kryzanowska直系
  • 教育制度は厳格で高度。全世界に認定校あり
  • SNS発信は少ないが、信頼と伝統の重みがある

✅ “本物のクラシカル”を極めたい本格志向の方に最適


8位:Contrology®|伝統への回帰を掲げる新興クラシカル団体

  • ピラティス本来の意図を忠実に守るスタンス
  • 教材やトレーニングの質にこだわる
  • インスタでは古典的フォーム・用語を強調

✅ Joseph Pilatesの原点を大切にしたい人向け


9位:PHI Pilates|日本で広がる医科学系ピラティス

  • 日本では医療系国家資格保有者から支持
  • 骨格・筋膜・呼吸などに基づいた解剖学的指導
  • SNS投稿は少ないが信頼重視のスタイル

✅ リハビリや施術に活かせるピラティス教育に特化


10位:FTP Pilates|アジア圏で勢いを見せる実技重視団体

  • 短期間で実践力がつくカリキュラム
  • マット/リフォーマーを効率的に学べるモジュール制
  • コストパフォーマンスにも優れている

✅ 即戦力になりたい若手指導者や副業層に人気上昇中


📝 まとめ|“人気”と“質”のバランスを見極めよう

インスタグラムのフォロワー数は、団体のブランド力・世界的な注目度・発信力を可視化する指標です。ただし、「人気=最良」ではありません。資格の中身、教育の柔軟性、将来の活動スタイルとの相性を含めた複合的な判断が必要です。

目的おすすめ団体
SNSでの知名度と集客力Club Pilates、BASI Pilates
国際通用性と再現性BASI、Balanced Body、STOTT
医療・リハビリ対応Polestar Pilates、PHI Pilates
クラシカル志向Romana’s、Lolita’s Legacy、Peak Pilates
実践・短期集中FTP Pilates、Balanced Body(モジュール制)

🌍 世界基準での主要ピラティス団体についてさらに知りたい方へ

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🔗世界の主要ピラティス団体8選を徹底比較
受講者数・教育スタイル・拠点国などをもとに、世界的に信頼されているピラティス団体を紹介しています。各団体の英語公式サイトリンクも掲載しています。

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🔗日本で取れるピラティス資格10選
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この記事の監修者:田沢 優(ピラティススタジオBB 代表)
東京大学大学院・身体科学研究室修了。身体運動学・神経筋制御を専門とし、科学的根拠に基づいたピラティスメソッドを構築。2013年にピラティス国際資格である、PMA®認定インストラクター資格を日本で4番目に取得。2015年「トレーナー・オブ・ザ・イヤー」受賞。PHIピラティスジャパン東京支部長を約5年間務め、都内を中心にパーソナルピラティススタジオを複数展開。オリンピック選手、プロ野球選手、Jリーガー、パラアスリート、頸髄損傷者などへの幅広い指導実績を持ち、インストラクター育成数は500名超。文英堂『運動療法としてのピラティスメソッド』にて3編を執筆。現在は「ピラティスをブームではなく文化にする」ため、後進育成と専門教育に尽力中。