ジョセフ・ピラティスは、生前、著作やインストラクターへのメッセージなどで多くの名言を残しています。
今となっては、科学的に考えれば異なっている点などもありますが、そのほとんどが、令和の現在でも通用する「本質的」な言葉ばかりです。
このページでは、そんな名言をご紹介していければと思います。せっかくなので「英語表記」と「日本語訳」でご紹介します。AIなどの直訳にならないよう、翻訳できればと思います。
“When all your muscles are properly developed, you will, as a matter of course, perform your work with minimum effort and maximum pleasure.”
「すべての筋肉が適切に発達すれば、当然ながら、最小限の労力と最大限の快適さで、うまく身体を操作することができるのだ」
ここでは、見た目の筋肉だけではなく、「機能的に筋肉を使える」「正しく使える」ということを伝えているのだと思います。

“Contrology develops the body uniformly, corrects wrong postures, restores physical vitality, invigorates the mind, and elevates the spirit.”
「コントロロジーは、身体をバランス良く発達させ、間違った姿勢を矯正し、身体の活力を回復させ、心を活性化し、精神を高めます。」
ジョセフ・ピラティスは、自分自身の教えについて「コントロロジー」と名付けていたのは、かなり世間で広まってきました。
このコントロロジーは、身体(ボディ)・姿勢(ポスチャー)・心(マインド)・精神(スピリット)に良い影響を与えるのです。
ピラティスが終わった後に姿勢が整うだけではなく、スッキリ感、爽快感を感じたことがある方であれば、そのことを言っていることがよく分かると思います。
“Every moment of our life can be the beginning of great things.”
「私たちの人生のあらゆる瞬間は、偉大なことの始まりになり得る。」
こんな素敵な言葉、自分の口から発してみたいですが、ジョセフが言ったと思うと、サマになりますね(笑
“No man, no machine can correct or create vitality, power, or health for you; everything comes from within, you have to unfold it.”
「人間も機械も、あなたの活力・力・健康を改善したり、作り出したりすることはできません。すべては内側から生まれ、それを解き放つにはあなた自身がしなければなりません。」
「外見」を気にするのも大切ですが、「中身」を気にすることも大切ですね。「内観力」という言葉をご存知でしょうか?
内観力=内側から観る力
神経には、筋肉を出力するための「運動神経」があれば、どのように筋肉や骨・関節が動いたかを感じ取る「感覚神経」もあります。
内観力は、「運動神経」よりは「感覚神経」が活性化すると高まりますが、ピラティスで「姿勢を意識」したり「使っている筋肉を意識」したりすることで、ご自身の内観力が高まります。
そして、この内観力は自分自身で鍛えるしかなく、私たちインストラクターは「見本を見せることで」視覚に訴え、「キューイングすることで」聴覚に訴え、「タクタイル(身体を触らせていただく)することで」触覚に訴えることで、サポートをさせていただいています。
“By all means never fail to get all the sunshine and fresh air you can.”
とにかく、できる限り太陽の光と新鮮な空気を浴びなさい
最近では紫外線の悪影響の問題による美容面のデメリットもありますが、「太陽光を浴びることでビタミンDが生成される」のは事実です。
ジョセフが屋外でパンツ一丁なのは上記のような信念のもとです。
ということで、今日はここまで。
そもそも私たちが「ピラティススタジオ」として名乗ってスタジオ運営している「原点」は何なのか?を常に問いながら、活動を続けていきたいと思っております。
生前ジョセフ・ピラティスが追求してきたものが「本質的」だったからこそ、このメソッドが少しずつ広まってきたわけで、現代流にアレンジしたり、より科学的にアプローチしていることはあれど、会員様にも少しずつ知っていただければと思っています。
続きは、または別ページでかこの記事に追加するか形で、ジョセフ・ピラティスの名言集をまとめていければと思います😊
ピラティススタジオBB