ピラティスと研究の両立 ― 東京大学大学院での学びと挑戦

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#ピラティス研究
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田沢でございます。
みなさま、ブログではしばらくご無沙汰しておりました。

先週金曜日、東京大学大学院 生命環境科学系・認知行動科学講座(身体運動科学) にて、修士論文の発表会が行われました。教授や学生を含め約100名の前で、2年間の研究成果を発表させていただきました。

ピラティススタジオBBの田沢が、東京大学大学院で修士論文の発表をしている写真

この研究室では、神経科学・運動生理学・ニューロリハビリテーションなど、ヒトの運動制御に関わる最新の学術研究が進められています。私自身も「運動や健康に関する研究がどのように行われ、どのように社会に伝わるのか」というテーマに強く関心を持ち、日々学びを深めてまいりました。

スタジオ運営とスタッフ教育との両立

この2年間は、ピラティススタジオBBの運営やスタッフ研修、インストラクター教育と、大学院での研究生活を両立させる日々でした。自らが現場に立つ機会は以前より減りましたが、その分、スタッフ一人ひとりの成長を支える研修体制に力を注いできました。

教授陣からの厳しくも温かい指導を受けながら修士論文を仕上げる過程で、研究者として鍛えるべき課題が明確になった一方、現場教育者としてスタッフを育てる責任も強く感じるようになりました。研究で得た知見をスタッフ研修に取り入れることで、インストラクターたちを通して、より多くのお客様に最新のエビデンスを届けることができると考えています。

研究と実践をつなぐ使命

運動や健康に関する研究成果は、正しく伝われば人々の生活を大きく変える力を持っています。しかし、時には誤解されて広まることも少なくありません。だからこそ、研究とピラティスの現場をつなぐ架け橋となり、信頼できる情報をわかりやすく発信していくことが、今後の自分の使命だと感じています。

今後も、スタジオ運営と研究生活の両立を通じて得た知見を発信し、スタッフ教育やお客様の健康づくりに還元していければと思います。

ピラティススタジオBB 代表 田沢 優