こんにちは、ピラティススタジオBB 田町の野崎直です。
関東も梅雨入りし、湿度の高い日々が続きますね。体も重く感じやすいこの時期こそ、姿勢を整えて気持ちよく過ごしたいものです。
今回は、昨年の秋からピラティスに通っていただいているママ会員様の素晴らしい成果をご紹介します。特に「反り腰」や「スウェイバック姿勢」「抱っこによる姿勢崩れ」に悩む方にとって参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
反り腰とスウェイバック姿勢の改善!半年間の変化
左:2015年9月4日 右:2016年5月10日

横からの姿勢比較では、その変化が一目で分かります。
- 初回(左):骨盤が前にスライドし、腰の反りが強く弓なりの姿勢
- 半年後(右):骨盤の位置が整い、腰部の過剰な反りが減少。頭部も自然と体幹の上に乗る
正面写真では変化が分かりにくいですが、手の高さの左右差が整っており、体全体のバランスが改善しています。ご本人からも「肩こりや腰の違和感が減った」との嬉しい声をいただきました。
インナーマッスルの弱さと「反り腰」の関係
反り腰の原因のひとつに お腹のインナーマッスルの弱さ があります。
お腹のインナーマッスルの場合、肩や股関節のインナーマッスルとの区別を明確化するために「インナーユニット」と定義されることもありますが、腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋群といった体幹の奥にある筋肉のこと。これらは背骨や骨盤を安定させる「天然のコルセット」の役割を果たしています。

しかし、これらの筋肉が弱くなると体を支える力が不足し、代わりに腰周の表面の筋肉(脊柱起立筋や)や胸腰筋膜が過剰に働きます。その結果、骨盤が前に傾き、腰が反りすぎる「反り腰姿勢」が定着してしまうのです。
ピラティスでは、呼吸や正しい動きでインナーマッスルを目覚めさせ、自然と姿勢を支えられる体づくりを行います。その効果が、今回の会員様の変化にもつながっています。
抱っこ姿勢と「スウェイバック姿勢」の関係
今回の会員様には小さなお子様がいらっしゃいます。子育て中の親御さんは「抱っこ」で姿勢が崩れることが多いのです。

- 子どもを腕だけで支えるのは大変
- 骨盤に乗せて抱くことで、骨盤を前にスライドさせて乗せる
- その姿勢を繰り返すことで、体がその形に固定される
骨盤の上にお子様を乗せることで、お母様、お父様は強制的に「スウェイバック姿勢」になります。
こうした姿勢は筋肉を使わず靭帯や骨で支えてしまうため、抱っこの最中は楽に感じても、徐々に肩こりや腰痛を悪化させる要因となります。
しかし「抱っこ」は親子にとって大切なスキンシップです。だからこそ、
- 抱っこで崩れやすい体を整えること
- 子どもを安心して抱きしめられる体力をつけること
この2つが必要なのです。
ピラティスを習慣化すれば、姿勢改善と体力向上の両方を叶えることができます。
ピラティスで得られる効果
- スウェイバック姿勢や反り腰改善:骨盤と背骨の正しい位置を取り戻す
- 肩こり・腰痛の軽減:体のバランスが整うことで不快感を軽減
- 抱っこが楽になる:体幹が安定し、負担なく子どもを抱ける
- QOL(生活の質)が向上:日常生活が快適に
これらは一時的な対処ではなく、習慣化によって持続的に得られる効果です。
スタジオからのお知らせ
現在、田町スタジオは夜の時間帯の予約が埋まりつつあります。特にこの時期は入会待ちになりやすいため、ご興味をお持ちの方は、ぜひお早めにお問い合わせください。
※上記は2016年6月9日時点での空き状況ですが、2025年においても夜の時間帯や土日祝の枠は埋まりやすいため、なるべく早く体験のお申し込みをお願いいたします。
ピラティススタジオBB 田町マネージャー 野崎 直