Onのcloudtilを履いている女性の画像

ピラティスインストラクターが「On」のシューズを選ぶ理由

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― 身体の感覚を呼び覚ます、一足の選択 ―


はじめに|靴を変えると、身体の解像度(きづき)が変わる

「靴なんて、どれを履いても同じじゃない?」

そう感じていた方が、靴を変えただけで立ちやすさや足元の安定感の違いに気づくことがあります。

ピラティスの現場で多くの方の身体を見ていると、靴選びひとつで、立ち方や歩き方の質が変わる場面は決して珍しくありません。

例えば、Onはランニングシューズとして知られるブランドですが、この記事では

  • スピード
  • 記録
  • 競技性能

といった視点ではなく、
「日常の動作」「正しい立ち方・歩き方」という観点から、ピラティスインストラクターの立場でOnの魅力をお伝えします。

Cloudtilt Loeweの片足をアップで撮影した画像
Cloudtilt(Loeweとのコラボシューズ)

※本記事は、特定のブランドから依頼を受けた広告記事ではなく、ピラティスインストラクターとしての専門的な視点から執筆しています。


なぜピラティスをすると「靴選び」に妥協できなくなるのか

ピラティスを継続していると、脳と筋肉をつなぐセンサーが鋭くなり、身体の微細な変化に気づき始めます。

  • 「今日は少し右側に体重が乗っているな」
  • 「歩くときに、足指がうまく使えていないかも」

こうした身体を感じ取る力(固有受容感覚)が育ってくると、これまで何気なく履いていた靴に、違和感を覚えるようになります。

  • 靴が重く感じる
  • 足首がすぐに疲れる
  • クッションが柔らかすぎて、重心の位置がわからない

実は、ピラティスで身体を整えている人ほど、靴の影響を強く受けるのです。
それだけ、身体の感覚がクリアになっているとも言えます。

関連記事
靴の踵のすり減りと姿勢の関係|ピラティスで整える美しい歩き方


「クッションが多い=良い靴」という誤解

一般的に、良い靴と聞くと
「フカフカしている」「衝撃をしっかり吸収してくれる」
というイメージを持たれる方が多いかもしれません。

もちろん、関節への負担を減らすクッション性は大切です。
しかし、ピラティスの観点から見ると、クッションが多ければ多いほど良い、とは限りません。

地面が柔らかすぎると、足裏から脳へ届く「地面の情報」がぼやけてしまいます。
すると身体は、不安定さを補おうとして

  • 足指で無意識に踏ん張る
  • 膝や腰に余計な力を入れる

といった代償動作を起こしやすくなります。

Onのシューズが提供しているのは、単なる柔らかさではありません。
必要な情報はきちんと伝えつつ、不要な衝撃だけを和らげる。
この「情報の透明度」こそが、ピラティスインストラクターの視点で評価される理由です。

なお、シューフィッター佐藤靖青のYouTubeの下記の動画は、Onの魅力を非常に分かりやすくまとめられています。


ピラティスインストラクターが実感する、Onの「3つのちょうどよさ」

Onの特徴をピラティスインストラクターの立場として表現するなら、それは 「自律を促すサポート」 です。

① 「正しく立つ」位置を、身体が自然に覚える

Onを履いて立ったとき、無理に胸を張ったり、姿勢を意識しすぎなくても、スッと重心が収まる感覚があります。

足裏が均等に地面を捉え、前後左右へのブレが抑えられることで、
「あ、ここに立てばいいんだ」
という“正解”を、身体そのものが教えてくれるのです。


② 「歩く」が「前への推進力」に変わる

On独自のCloudTec®構造は、着地の衝撃を単に吸収するのではなく、次の一歩へとつなげてくれます。

  • 頑張って蹴らなくても前に進む
  • 足を出すだけで、身体が自然に運ばれる

動きを邪魔しない構造だからこそ、股関節や膝に負担の少ない、理想的な歩行が生まれます。


③ 全身の「力み」が、静かに抜けていく

足元が不安定だと、身体は転ばないように無意識に全身を固めます。
肩や首、腰に力が入りやすくなるのも、そのためです。

Onは「頑張らなくても安定して立てる」状態を作ってくれるため、結果として全身の余計な緊張がほどけていきます。
これは、ピラティスのセッションで目指している身体の状態そのものと言えるでしょう。


あえてお伝えします|Onが向かない人・合う人

Onは、すべての人にとって「とにかく楽な靴」ではありません。

向かない可能性がある方

  • 雲の上を歩くようなフカフカ感だけを求めている
  • 靴にすべてを任せ、自分の足で立つ感覚は不要だと感じる
  • 「硬さ」=「悪いもの」だと思っている

Onは、履く人の
「自分で立ち、自分でコントロールする力」
を尊重するシューズです。

受け身で履きたい方には、少しドライに感じるかもしれません。
一方で、自分の身体と対話しながら動きたい人にとっては、非常に誠実なパートナーになります。


結論|靴は、あなたの身体との対話を助ける道具

ピラティスの哲学において、良い道具とは
「楽をさせてくれるもの」ではなく、
「身体に気づきを与えてくれるもの」 です。

Onのシューズは

  • 過保護すぎない
  • 動きを押しつけない
  • それでいて、必要なときにはしっかり支える

この絶妙なバランスによって、日常の動きを“ピラティス的な時間”に変えてくれます。

Onのcloudtilを履いている女性の画像

もし今、
「歩き方に自信がない」
「もっと軽やかに動きたい」
と感じているなら、一度Onに足を通してみてください。

きっと、自分の身体が発している新しいメッセージに気づけるはずです。

なお、本記事で触れている Cloudtilt は、実際に使用してみて、ウォーキングシューズとして非常に完成度の高い一足だと感じました。
一方で Cloudnova については、筆者(田沢)の足には残念ながら合いませんでした。

試し履きをした時点では大きな違和感はなかったものの、購入後に日常生活の中で実際に使用していくうちに、徐々に「足に合わない」と感じるようになりました。

ブランド全体のコンセプトや設計思想そのものは非常に優れていると感じていますが、どんなブランドであっても、すべてのモデルがすべての人の足に合うわけではありません。

「合わない靴もある」という前提を持ったうえで、ご自身の足の特徴や使用目的に合った一足を選ぶことが、靴選びでは何より大切だと考えています。

なお、Cloudnovaについても後継モデルが開発されていますので、もしかしたら私の足に合う一足になっている可能性もあるでしょう。
靴選びはまさに一期一会です。結果だけにとらわれすぎず、楽しみながら、そして慎重に向き合っていけると良いですね。


最後に

私たちのスタジオでは、ピラティスのセッションだけでなく、こうした「日常の歩き方」「靴選び」も大切にしています。

「自分の身体をもっと深く知りたい」そう思われた方は、ぜひ一度体験にいらしてください。

あなたの足元から、一生モノの姿勢を一緒に育てていきましょう。