ピラティススタジオBBの田沢でございます。
昨日は、ピラティススタジオBB 錦糸町において「マシンピラティス勉強会」を開催しました。
沖縄でACE PILATES STUDIOを運営され、PHIピラティスマスタートレーナーであり、PMA-CPTの先輩でもある金城さんから、
「土曜日から小林俊夫PHIマスタートレーナーのマット養成コースに参加して勉強したいので、金曜日はマシンピラティス勉強会をやろう!」
とご提案いただき、それぞれ講師としてご活躍されている方々をご招待し、実現した勉強会でした。
勉強会の内容
- 金城伊久磨さん(ACE Pilates Studio)
2カ月のピッツバーグ滞在中に学ばれた、PHIピラティス創始者Christine直伝の「身体の見方」とリフォーマーでの応用。

- 国松亜樹良さん
複数のピラティスメソッドをMIXさせた指導法、プレピラティスを中心に。

- 高田聖子さん(アランチャ)
プロアーチを活用し、WHOLE BODYを意識したタワーエクササイズ。

- 出井和也さん(ピラティススタジオBB 南青山)
産前産後のクライアントに寄り添い、メンタル面も大切にした現場での実践経験。

- BBスタッフから
出井オーナー以外では、AZUSAが昨年のニューヨーク研修で学んだ内容をシェア。田沢も準備をしていましたが、13時から始まった勉強会はあっという間に時間オーバーとなり、17時過ぎに終了しました。
ピラティスのテキストには載らない情報が満載で、非常に楽しく刺激的な4時間でした。
印象的だった学び
特に面白かったのは「アプローチの順番」についての議論です。
- 中枢(体幹)から末梢(手足の指先)へ
- 末梢から中枢へ
どちらのアプローチも、クライアントや場面によって有効性が変わります。
「答えはクライアントが持っている」
この視点を忘れず、指導者として様々な引き出しを持ち、時に逆のアプローチも試みることができるインストラクターこそ、多様なニーズに応えられるのだと実感しました。
ピラティス指導の本質
未だに「ピラティスインストラクターは××でなければならない」と強調する声を耳にすることもあります。
しかし、それでは「クライアントを見ているのか、自分を見ているのか」という本質を見失いかねません。
もちろん、インストラクターとしてのプライドや最低限の自己満足は必要です。
ですが「べき論」に縛られ過ぎると、指導の幅は狭まり、押し付けがましいピラティスになってしまうリスクがあります。
だからこそ、このように多様な考え方に触れられる勉強会は、新しい気づきを与えてくれる大切な機会でした。

2014年当時を振り返って
この記事は2014年4月当時の記録です。
まだ東京で「マシンピラティスのパーソナルスタジオ」が珍しかった時代に、私たちがどのように研鑽を積んでいたかを示す歴史的な記録のひとつでもあります。
ピラティススタジオBBでは、創業当初から「現場で培った知見をシェアし合う文化」を大切にしてきました。
10年以上前のこうした取り組みが、現在のスタジオ運営や教育活動の基盤につながっています。