ピラティススタジオBB 代表のの田沢です。
2013年12月7日・8日に開催されたBalanced Body(バランスドボディ)社主催の「コアアライン養成コース モジュール2」にオブザーバーとして参加し、9日には同社認定のコアアライン認定試験を受験してきました。

世界最大手のピラティスマシンメーカーであり、教育機関としても知られるバランスドボディ社。今回はエデュケーションディレクターのPortia Page先生が来日され、直接学ぶ貴重な機会となりました。
コアアラインの特徴と魅力
コアアラインは、直立二足歩行という人間の特性に基づいて開発されたマシン。

上記の画像は、コアアライン・インストラクターとしては同期で、ピラティスラボの武田淳也医師。
200種類以上あるエクササイズのうち、約75%が立位で行う動きです。そのため、日常生活やスポーツに直結した「機能的な身体の使い方」を養えるのが大きな特徴です。
例えば、マットやリフォーマー上では美しく動けても、立位になると誤った運動パターンが出てしまう方は少なくありません。コアアラインは、その「欠点」を改善できる数少ないツールです。
- サッカーGKのダイビングセーブ
- 野球守備の横っ飛び
- バレーボールのレシーブ

2023年に本郷にPhysio Pilatesを解説した理学療法士でピラティスインストラクターの増渕喜秋さんも、この頃は髪が黒い(笑)
これらスポーツシーンに直結する動作を鍛えることも可能で、ヒップアップや体幹強化にも大きな効果を発揮します。
世界で広がるコアアライン
2013年時点では、コアアラインは日本だけでなく、韓国・シンガポール・イタリア・ブラジルなど世界各国で導入が進んでいました。
さらに、シルク・ド・ソレイユのパフォーマートレーニングにも取り入れられているほど。

「ピラティスマシンの延長」と考えられがちですが、実際に触れて学ぶとその奥深さはまったく別物。ピラティスと共通点もありつつ、独自の価値を持ったマシンだと実感します。
認定試験を通じた気づき
今回の試験で無事にコアアラインのインストラクターとして認定資格を取得できましたが、Portia先生と比べるとまだまだ浅い、と痛感しました。
この1年で再受講を含め約80時間学び、インストラクターへ指導する機会も多くいただきました。しかし「もっとクライアントの効果を引き出せる指導がある」と指摘を受け、改めて自身の課題を認識しました。
「コアアラインを使いこなす」ではなく、「コアアラインに使われていた」のかもしれない…。
そう感じたことで、このマシンと長く深く付き合っていきたいと強く思いました。

当時は、ポールスターピラティスに所属していたピラティスインストラクターの中、私だけPHIピラティスインストラークターでした。
些細な指導法は違いましたが、それでもお互いの良いところを引き出すために、たくさんの刺激を受けました。2025年になると、それぞれがポールスターピラティスやPHIピラティスから卒業しているインストラクターが多い一方で、武田淳也医師、増渕喜秋さんとともに、田沢もNPCTの資格は取得しております。
まとめ
- コアアラインは立位中心の動きで、生活やスポーツに直結する機能改善を実現
- 世界的に広まり、トップアスリートやパフォーマーも導入
- 認定試験を通じて、自分の指導の浅さと更なる可能性を実感
今後も研鑽を重ね、日本の皆さまにコアアラインの魅力を伝えていけるよう努力していきます。
田沢 優