こんにちは。ピラティススタジオBB インストラクターの野間です。
2016年12月23日から25日の3日間、東京・ピラティススタジオBB 田町スタジオにて PHIピラティス バレル資格講習会(23日) と チェア資格講習会(24・25日) が開催されました。PHIピラティス代表の桑原先生をお迎えし、インストラクター全員が必死に学び続けた濃密な時間となりました。
学んだ知識は単なる資格取得にとどまらず、日々のレッスンに活かす「現場で使える学び」として深く定着し、今なお私たちのレッスンの礎になっています。
バレル講習会の学び
「スパインコレクター」とも呼ばれるバレル。背骨の調整はもちろんですが、股関節の可動性や体幹の安定性に大きく効果を発揮します。

特にサッカーのように脚を大きく振る動作を行うアスリートにとっては、正しい脚の使い方や体幹の安定がパフォーマンス向上に直結します。また、一般の方においても「股関節周りの詰まり感」や「内腿の引き締め」に役立ち、日常生活の質の改善にも繋がります。
チェア講習会の学び
チェアの大きな魅力は、昇降運動を取り入れられる点です。階段を上るような動作が可能で、日常生活に直結した動きをトレーニングに反映できます。

さらに、チェアを活用した体幹強化や二の腕の引き締めエクササイズは、補助機能があるため安全に取り組める一方、実践後の達成感は非常に大きいのも特徴です。見た目以上に楽しく、そして実用性の高いツールであることを改めて実感しました。
学びを深める再受講
今回のチェア講習会は再受講でしたが、再受講ならではの新しい発見や理論のブラッシュアップがあり、常に進化し続けるPHIピラティスの教育システムを体感しました。

例えば「体幹の屈曲・回旋・側屈で最も力を発揮する」という理論をもとに、サイドレッグレイズを新しい視点で捉え直すことができました。これにより、アスリートのパフォーマンスアップや、一般の方の日常動作の安定性向上にもつながる多角的なアプローチが可能になります。
ピラティススタジオBBでの現在の実践:ラダーバレルとスパインコレクターの融合
現在、ピラティススタジオBBではスパインコレクターだけでなく、 ラダーバレル を活用しています。ラダーバレルは、背骨や股関節の柔軟性を引き出すだけでなく、脚を支えるラダー構造により、安定性を保ちながら多彩な動作を安全に行えるのが大きな特徴です。

特に以下のような効果が期待できます:
- 胸椎や腰椎の分節的な可動性の向上
- 体幹の支持性を保ったままの脚の伸展・屈曲練習
- アスリートに必要な回旋・伸展動作の強化
さらに、2016年に学んだスパインコレクターの知識を組み合わせることで、ラダーバレルの活用が一層効果的になっています。スパインコレクター特有の「小さな湾曲での背骨調整」は、ラダーバレルの大きな動きに繋がり、段階的に安全かつ効果的な指導を行う際に非常に役立っています。
つまり、過去の学びを単独で終わらせるのではなく、新しい器具や環境と組み合わせて活かすことで、BBのレッスンは常にアップデートされ続けているのです。
まとめ
2016年の資格講習会で得た学びは、インストラクターにとってかけがえのない財産となりました。そして現在は、ラダーバレルやその他の器具を活用しながら、スパインコレクターで得た知識も組み合わせることで、より実践的で効果的なレッスンを皆様に提供しています。

今後もスタジオBBでは、**「過去の学びを土台に、常に進化し続ける指導」**を大切にし、皆様に最適なピラティス体験をお届けしてまいります。
✍️ ピラティススタジオBB